過去にさかのぼって、しゅうの育児記録を、書いています(現在の姿ではありません)。
発達障害の子がどんなふうに成長していくのか、何に困っているのか、知って頂けると有難いです。
過去の診断や療育について、問題行動への対処法も、ご紹介していく予定です。
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2歳になってからもしばらくは、しゅうの言葉は出なかった、
でも急に単語を話しだしてからは、あっという間に、2語文、3語文を話しだした…
…ような気がする…。
一人目の子供なのに、あまり覚えていない…。
そう、このあたりの記憶が、あまりない。
しゅうは本当に大変になってきて。
普通じゃないな…
と、確信に変わり始める。
自分の思いと違うと、絶叫するように泣いて、1、2時間は続く。
きっかけや理由は、今となってはわかるのだが、当時の私には、わからなくて、防ぎようのないことも多かった。
激しく泣き始めると、もう何をやってもダメ 。
ずっと抱っこやおんぶで、1時間以上、外を散歩して気を紛らわせる。
おさまるころには、しゅんも疲れ果てて、寝てしまうことが多かった。
長い時間泣き叫び続けることが、この頃は1日に一回はあったと思う。
これが、発達障害児のパニックだったということを、後になって知る。
外出先で、激しく泣き叫んでおさまらないことが、何度もあった。
そうなると、周りの目もあって早く泣き止まそうと焦って、いたたまれなかった。
だけど、生活があるから外出しないわけにもいかないし。
発達障害だからだと言って、ずっと家の中に閉じ込めておくわけにもいかない。
うるさくて迷惑をかけているのは重々わかっている。
「早く静かにさせろ」という視線が本当につらかった。
偶然居合わせた人が、
「どうしたの?厳しく叱ったの?」
「構い過ぎて抱き癖がついてるんじゃない?」
心配して忠告をしてくれる…。
育て方が悪いから、こうなった。
この後も、ずっと私を苦しめた誤解。
私のせい?
でも、違うと思う…
「何をやってもダメなんです。」
そう言いたかったが、うるさくして迷惑をかけているので、
「ご迷惑をおかけして、すみません。 」
とひたすら謝って、泣き叫ぶしゅうを抱きかかえ、乗り物や店内から出る。
そこから無理に去ると、余計に泣き叫んで、今度は路上でずっと泣き叫ぶ。
途中で帰れなくなってしまったり、食事がとれないこともあった。
いくら障害があったとしても、他人に迷惑をかけてはいけない。
騒いでいるのに、注意もせずに知らん顔とか、いけないのは重々わかっている。
だけど、「この場面で厳しく叱ると、パニックを起こすな。」とか、「不安からこだわりが強く出ているから、寄り添った対応の方が、早く落ち着くな。」とか。
周りの人にできるだけ迷惑にならない方法を模索しながら、様子を見ている場合もある。
だから、周囲の人も「もしかしたら、何か事情があるのかも。」という視点をもっていただけると、それだけで本当に有難いです。
一番下の「町の中でみられる行動への誤解」をご覧ください↓↓↓↓
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今なら、理由もわかる。
初めての場所、初めての体験が苦手なしゅうは、そういう場面で、とにかく不安になる。
予測ができない活動は、苦手。
不安や疲れもあって、こだわりが強く出たところに、こだわりを無理に破る?ような行為※を、他人(私も含む)からされて、パニックになった。
そんな感じだったと思う。
※<こだわりを破る行動の例>
・人が通る通路に立っていたので、無理やりどかされた。
・いつもエレベーターのボタンを自分が押すのに、他の人が押した。リセットしたくてエレベーターからおりようとしたが、おりられなかった。
※あくまでしゅうの場合です。その子によって、パニックの理由も、不安やこだわりの対象も全く違うので、参考程度に…。
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「しつけをしなければいけない。」
「泣くからと言って、子供の言いなりになるのはよくない。」
この思いが強くて、
叱ってみたり、気分を逸らそうとしてみたり、試行錯誤した。
だけど、激しく泣くときは、何を言っても耳に入らないようだった。
「何かにとりつかれている」
その言葉がぴったりだった。
尋常じゃない泣き方に、ヘトヘトになる。
これ、いつまで続くんだろう…
普通じゃない…
毎日毎日をやり過ごすので、いっぱいいっぱいだった。
対処法については、また改めて…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。