自閉症スペクトラム(アスペルガータイプ)で、ADHDの特性もあるしゅうの、プレ幼稚園→幼稚園(加配あり)→小学校(普通級)の様子です。
これから集団生活をはじめる方、
集団生活を始めたけど心配なことだらけで…
という方が、
「こんな感じになっていくのかな。」という将来像をイメージする手がかりになれば…という思いで書いています。
発達障害の特性は千差万別ですし、環境や色々な要因で、他のお子さんがしゅうと同じ経過で…というわけではないことをご了承下さい。
前編はこちらをご覧ください
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最初は二、三人から始まって、数ヶ月かけてグループの数が増えていった。
身辺整理が出来なかったり、一人違う行動をとる事が多かった。
先生の指示も聞こうとしない。
今思えば、身辺整理も、口頭での指示も、しゅうには分かりにくかったのだ。
やることややる場所、道具、時間、手順など、後に視覚的に分かりやすく見せてもらえればできるようになっていく。
その後、幼稚園の先生方は、しゅうの特性を理解して、
卒園するまで、粘り強く見てくださることになるのだけど。
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このとき私は、しゅう一人だけ、みんながやる事が出来ない(というか、やろうとしない)ことが辛くて、周りのママの目ばかり気になっていた。
精神的に疲れ切って、幼稚園から帰る日々だった。
人様と同じように、いや、むしろ苦労して、丁寧に育てているのに…
なんでこんな情けない思いをしたり、人から白い目で見られないといけないのか…
しゅうを育てるまでは、味わったことのない思い。
どうしてそういう行動をとるのか?が理解できていなかったから、
出来ない、ということにばかり目がいって、余計に辛かったのだと思う。
でも、このとき一番辛かったのは、きっと、しゅう本人だった。
何をするのかわからない、不安な世界に放り込まれて。
…と、いうことも、後になって気づいたこと。
このときは、しゅうの頭の中で起こっていることが、まるで理解できないでいた。
やっぱり、一度相談に行った方がいい…
ネットで見た「発達障害」なんだろうな。
だけど、この時はまだ気が重くて、あまり発達障害について調べる気になれないでいた。
