発達障害のある子は、
人の気持ちを考えること
人の立場に立って考えること
が、苦手な子が多いそうです。
だから、
「そんなひどいこと言って!相手の気持ちになって考えてごらん!」
と、怒られてしまうようなことを言いがち…
しかも、悪気なく言っていたりして、↑のように叱られても、
どうしていけなかったのか、解らない…ということが往々にしてあるので、難しくて…
これが、お友達から誤解されたり、トラブルになる原因になったりもします。
うちのしゅうもご多分に漏れず…
人の気持ちを考えるのが苦手。
ただ、彼なりに考えてはいる様子。
そもそも、幼少期は「人の気持ちを考えよう」という気すらなかった。
人に関心が無いのが自閉症スペクトラムの特性のようで…
だけど、成長していく中で、友達と仲良くするためには、人の気持ちを考えないと上手くいかない場面にぶち当たったのかな??
「人の気持ちを考える必要性」に気づいた…という感じかな?
はじめに「あれ?」と思ったのは、
小学三年生のとき。
私がしゅうに注意をしたら、反論(反抗?)をしてきた。
その反論にかぶせて再反論すると、論争が果てしなく続く…
(そういうややこしい特性です…」。)
なので、私が黙っていた時。
(落ち着いたときに、後でもう一度話さないと無理だったので)
「お母さん、どうしてそんな顔しているの?まだ言いたいことがあるの?」
と言ってきた。
健常児の親御さんは、普通のことに感じると思いますが、
しゅうにとっては、びっくりするようなこと。
私の表情から、私の感情や言いたいことを読み取ろうとしている発言。
さらに、小学校4年生になると…
学校から帰ってきて、
「○○(しゅう大好きな友達)が、落ち込んでてさ…。なんて声かけていいか、解らないし、俺の方が辛くなってきちゃって、ついつい黙り込んじゃった。」
えー?!?!
友達って本当にすごいね!!
あのしゅうが(笑)、友達になんて声を掛けたら元気が出るか、模索してる…
相手に感情移入しすぎて、自分が辛くなるとか…!!!
すごいなぁ…
恐るべし友達パワー!!
健常児だったら、本当にごくごく普通のことなのですが、これって、しゅうにとってはこれまでには考えられない、すごい成長で。
こうやって、少しずつ人の気持ちを考えるようにはなるんだけど…
まだまだ、やっぱり苦手ですけどね。
友達からは煙たがられるし。
母ができないと思っていることを、いつのまにかできるようになっている場合があって。
しゅうを育てていて楽しいのは、その意外性なのかもしれない…。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。